お稲荷様を祀る神社特集

港区のあれこれ

※ お稲荷さんとは?

街を散策していると、ビルとビルの間に時折鳥居を見かけることがあります。浜松町で参拝...と言えば「芝大明神宮」や「増上寺」が有名ですが、実はお稲荷様を祀る神社がいくつもあることをご存知でしょうか?お稲荷さんの御利益として古来は五穀豊穣を願ったそうですが、現代では商売繁昌・産業興隆・芸能上達といった守護神としても信仰を集めています。きっとその縁もあって、ビジネス街でも稲荷神社を祀る街があるのでしょう。今回はそんな浜松町周辺の稲荷神社にスポットを当て、各神社をお参りしてきました。

① みなと稲荷神社

はじめに訪れたのは浜松町駅を出てすぐの世界貿易センタービル。もちろん通り道ではなく、お参りに来ました。「こんなところに神社が?」と思われた方!実は3階に休憩所を設けた中庭があるのをご存知でしょうか。そんなモノレール通路とも繋がる中庭にある神社が「みなと稲荷神社」です。ビル内に勤めている方や駅からの通り道で使う方など、様々な人が訪れます。安全息災や社業繁栄を祈願して祀られているそうなので、計画されている建て替え工事が無事にいくように願われることも多いでしょう。中庭に出るとすぐ赤い鳥居が目に入るので、お近くまでご利用の際にはぜひ一度訪れてみてください。

② 讃岐小白稲荷神社

近辺では芝大門エリアの「芝大明神宮」、芝公園エリアの「増上寺」が大きな観光スポットですが、浜松町エリアの「讃岐小白稲荷神社」はあまり見かけない珍しい造りで、隠れ観光スポットとして知られています。その理由は神社の名前にもある通り、ひとつの敷地で向かって左に「讃岐稲荷神社」、右に「小白稲荷神社」を祀る、二つの稲荷社が合祀された神社であること。かつては別々の場所に鎮座していたのですが、明治時代に讃岐稲荷神社が、昭和に入ってから小白稲荷神社が遷座され、そのときに合祀されたようです。ビル街で敷地は少々手狭に感じますが、神殿のほか手水場や絵馬掛所も設置されておりいたので、人が訪れている様子が伺えます。

③ 次郎左衛門稲荷神社

ここまで巡った神社は大型ビルの一画や近くの道路から見てもわかる場所にありましたが...ここからはマンションや周りのビルに囲まれて、少し見つけにくい場所にある隠れ神社のご紹介です。前述の讃岐小白稲荷神社から世界貿易センタービルに向かって立ち、目の前の十字路を左に曲がると到着する浜松町マンション。右隣の敷地に垣根があるのですが、その緑に囲まれるように祀られているのが「次郎左衛門稲荷神社」です。鳥居をくぐって3歩で参拝ができるほどの広さですが、敷地内にしかれた砂利やのぼりが整備されており、大事に管理され祀られている様子がわかります。住居の敷地内に神社があると、そこに住む人にはよりご利益があるのかな?と、ちょっとした疑問も出てきました。

④ 首尾稲荷神社

お次は浜松町エリアを出て芝公園方面へ。おそらく今回一番の隠れ神社である「首尾稲荷神社」は、近くを通ったけど見たことがないという方も多いのではないでしょうか。まずはマンション「ハイリーフ芝大門」を目指して現地近くへ到着。マンションの裏手にまわり、抜け道のような少し狭い路地を覗いてみると...駐車している車の奥に鳥居が見えました。マンションの裏手に鎮座していることで、あたり一帯に住む方の守り神にも感じられます。この場所に勧請された由来を調べてみると、かつて難病に悩む住民の夢枕に稲荷大神が現れ、命を救われたことにはじまる...とされているようです。鈴を鳴らすとカラカラと軽快に転がる音が心地よく、周辺に住む方がよくお参りにきているのかな、と感じました。

⑤ 瘡守稲荷大明神

増上寺の赤門を臨む芝大門の交差点から、第一京浜に沿いに南下すると将監橋に到着します。交差点を渡ってさてどこだろうとぐるりを見回すと...首都高速のほぼ真下に祀られる「瘡守稲荷大明神」を発見です。ここまでご紹介してきた4つの社を含め、稲荷神社の主な御利益は商売繁盛や五穀豊穣が知られていますが、瘡守稲荷大明神は「瘡守」の名前通り傷や病の平癒の願いも込められています。社殿に向かって左側に立つ「元禄7年銘 納経石塔」は港区の有形文化財にも指定されているため、目を引くような絢爛さはなくとも歴史や文化を感じられます。

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