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「23区の都市力ランキング」千代田区が3年連続1位

2020-09-08

森記念財団都市戦略研究所は、日本の都道府県における主要都市を対象に、国や民間がまとめている様々な統計データやアンケート結果をもとに、都市の力を構成する?経済・ビジネス?研究・開発?文化・交流?生活・居住?環境?交通・アクセスの6分野、計83項目から指数化して、強みや魅力といった都市特性を評価した「日本の都市特性評価2020」を発表いたしました。

東京23区では千代田区が3年連続で首位を維持。新型コロナウイルスの影響を加味したシュミレーションでは、千代田区のビジネス面の強みが薄まってしまい、港区が1位を取る可能性がありました。

都市特性評価は今年で3回目となります。首位の千代田区は6分野のうち経済・ビジネスや交通・アクセスなど3分野で首位となり、総合でも首位をキープし合計スコアは前年からはほぼ横ばいでした。今年から「宿泊施設数」の項目が「宿泊施設客室数」に変更したことなどで、大型ホテルが多い港区が文化・交流の分野で大きくポイントを伸ばしてきましたが、結果は変わらないものの、昨年50ポイント以上差のあった2位の港区との差は18ポイントまで詰めてきました。

順位の変動があったのは台東区で、前年の9位から8位に上昇しました。新規住宅供給の多さなどが寄与したと考えられます。
また、豊島区も11位から10位に上昇した要因として、空き家率の低下や行楽・観光目的での訪問の多さなどでスコアを伸ばしてきました。
杉並区も15位から14位とこちらも上昇。
一方で、品川区は8位から9位に、目黒区は10位から11位、大田区は14位から15位に順位を下げました。

今年は1月〜3月の時期に調査を実施しているので新型コロナウイルスの影響はほとんど反映されていません。
今年はコロナの影響を測るために通常の調査とは別に、コロナの影響で1年後にはどのように変動しているかのシュミレーション結果も公表しました。
海外からの来訪者の減少、都心への人の移動の減少など一定の仮定を置いて指数を算出すると、83項目のうち30項目に影響が出ると同研究所では想定しています。

経済・ビジネスで、千代田区はビジネスの集積度が高いことが裏目となり、昼間人口比率などのスコアが大きく減少。また付加価値額なども下落してしまったことが要因で2位となり、スコアの低下が少なかった港区が首位を獲得しました。

そのほかの順位には大きな変動はみられませんでした。ただ、住居者が多い区には在宅勤務で昼間人口が増えたこともあり、コロナの影響でスコアを伸ばす結果になりました。今後は、コロナの影響で実際に都心がビジネス拠点としての強みがどう変化していくのかが注目点となりそうです。

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