山手線の新駅起工 泉岳寺駅周辺の開発進む

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山手線の新駅起工 泉岳寺駅周辺の開発進む

2017-02-13

 東日本旅客鉄道(JR東日本)が10日に起工した山手線新駅(東京・港)周辺では、
既にホテルやマンションなどの開発が進む。
 新駅から約300メートルの都営地下鉄浅草線泉岳寺駅では
東京都がホーム拡張を予定するなど、新駅開業による利用者増に備えている。


 山手線ではおよそ半世紀ぶりとなる品川新駅(仮称)は2020年春に暫定開業予定。
 東急不動産系のホテル会社、東急ステイ(同・渋谷)は17年冬にも、
新駅から至近の第一京浜沿いにビジネスホテルを開業する。
 仮称は「東急ステイ泉岳寺」で、客室数は約180室を予定している。

 同社は「新駅開業で、今後ますます発展していくエリア」として進出を決めた。
 羽田空港への移動が便利な立地で、20年の東京五輪に向け増加が予想される
訪日外国人観光客の取り込みも目指す。


 「新駅近接」を大々的にPRの材料とするマンションもある。
 三井不動産リアルティが販売仲介する「高輪グランドパームス」は
販売戸数約100戸のうち、8割超が売約済み。

 築40年を超すマンションを改修した物件だが、新駅効果で「資産価値が落ちにくい」(同社)と、
居住用に加え投資物件として人気を集める。


 東京都は都営地下鉄と京浜急行電鉄が共同で使用している泉岳寺駅の地下鉄ホームを拡張する。
 同駅は現在でも「ラッシュ時に混雑している」という。

 20年以降、新駅から乗り換える乗客が増えると予想し、
現在のホームに比べて幅を2倍にして対応する。工事の完了は24年度を予定する。

 ホーム拡充と一体で、駅直結型のビルを第一京浜沿いに建設する。
 民間企業との共同事業とし、オフィスや商業施設に加えて住宅が入る複合ビルにする計画だ。
 17年度にも都市計画を決める。


 新駅がテコとなり、周囲の交通網整備も一歩前進しそうだ。
 国土交通相の諮問機関である交通政策審議会の答申で、新駅や品川駅周辺が重点地域に挙げられた。

 羽田―成田を短時間で結ぶため都心の地下にトンネルを掘る「都心直結線」では、
泉岳寺―押上間を直通させる計画。
 地下鉄を白金高輪から品川駅へと延伸させる構想だ。

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